六島ジムのジャンボにAV業界も注目?

 「デイリー後援・ボクシング」(20日、住吉区民センター)

 珍名ボクサーの宝庫大阪市内の「六島ジム」が新たな一歩を踏み出す。同ジム初の世界王者・名城信男氏が現役引退を表明後、初の自主興行「610ヤングフェスティバル3」(デイリースポーツ後援)が20日、住吉区民センターで行われる。熱戦に加え、いかにパフォーマンスで盛り上げるかで競い合うのが、同ジム期待の新鋭日本ランカー三羽がらすだ。

 日本一長いリング名を持つ日本スーパーライト級14位・ジャンボおだ信長本屋(のぶながしょてん)ペタジーニは「負けたらAV男優になる」と宣言。初のメーンの大役を務め、金本祥平(グリーンツダ)と対戦する。

 体の一部が500ミリリットル缶以上のサイズを誇り「ジャンボ」と命名された26歳。「メーンだし、絶対に負けられない。ふざけてて負けたら恥ずかしい」と、あえて自らを追い込んだ。昨年末、新人王を逆転KOで獲得するなど将来性も十分。「前半でKO」と、6試合連続KOを狙う。

 妹はアイドルの小田ゆりえ。無名だが売れるために必死に大阪で活動をしている。「お互い引っ張り合って成長していきたい」とアニキの威厳もかける。

 試合当日は人気アニメをもじった『チン撃の巨人』のスタイルでリングに登場する予定。AV業界も注目!?の一戦となる。

 セミ・ファイナルは日本フライ級13位の最暴愚畷谷(さいぼうぐなわてだに)が中澤翔(大鵬)を迎える。目と足に加え、下半身のある部分の余った皮を切除する手術を行い、肉体を“チューンアップ”させた25歳だ。

 今回、パンチの切れを上げるため、日本刀をイメージし、バットで素振りを1日100回以上行ってきた。「当たれば、相手の首は飛ぶと思う」と必殺パンチを予告。それでも「1番欲しいのは笑い。会場を抱腹絶倒させるくらい、クレイジーなファイトを見せます」と、不敵な笑みを浮かべた。

 昨年末の新人王戦でKO勝利しMVPに輝いた日本ミドル級8位の前原太尊康輝は大橋寛志(京都拳闘会)が相手。「パンチで、京都まで送り返す」とやんちゃな20歳の鼻息は荒い。

 2月末にはIBF世界ミニマム級王者・高山勝成(仲里)との合同キャンプに参加。「取り組む姿勢、高山さんの経験すべてが勉強になった」と世界王者のエキスを吸収した。将来の標的は同階級でロンドン五輪金メダリストの村田諒太(三迫)。ここで取りこぼしは許されない。

 枝川孝会長は「名城の後は3人を育てるんや」とヤングトリオを世界王者へ本気で育成する方針。「プロは名前を売ってナンボ」が同ジムの考え。3人には勝利はもちろん、エンターテイナーの能力が求められる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス