村田豪快スパー「右ストレートで倒す」

 「ボクシング8回戦」(12月6日、両国国技館)

 ボクシングのロンドン五輪男子ミドル級金メダリストで日本、東洋太平洋同級1位の村田諒太(27)=三迫=が29日、都内の帝拳ジムで練習を公開した。プロ第2戦の相手、ピーターソン攻略のカギにストレート系のパンチを挙げ、「右ストレートで倒したい」と宣言。スパーリングでパートナーに鼻血を出させるなど、豪快な予行演習をした。

 真ん中から打ち抜いて第2戦を突破だ。プロになって初めて外国人を迎え撃つ村田は、ピーターソンについて「まとまっていて、決して弱くない。いい壁になってくれると思う」と評価。攻略のカギを「フックを多用する選手なので、ストレートパンチで、いかに中から真っすぐ打ち抜くか。最終的に右ストレートで決められたらいい」と話した。

 元キックボクシングの世界王者でもあるウェス・カッパー(豪州)と4ラウンドのスパーリングを行った。攻略法を実践するかのように、顔面を打ち抜いて鼻血を出させるなど好調ぶりをアピール。村田の米国合宿でもパートナーを努めるカッパーは「特に右ストレートがストロング。ムダな動きをしなくなった。進化している」と絶賛した。

 カッパーの言葉通り、村田は「バランスよく打たないといけないし、足がムダに動くとスタミナをロスする」と、プロの長丁場に対応する“省エネ運転”に取り組んでいる。その成長は、村田のマッチメークを行う帝拳ジムの浜田剛史代表が「アマで長年やっていて時間がかかると思ったが、のみ込みの早さにビックリした」と話すほどだ。

 リングシューズも公開した。黒地に、金色で「BIG DREAM」の文字が入る。つま先には村田の出身校・東洋大のスクールカラー「鉄紺」が使われている。「好きな色。大学愛。青コーナーの色で、いつでも挑戦者のつもりでいたい」と説明した。勝ち色とされる鉄紺を身にまとい、2連勝を決める。

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