ゲバラ「山中怖くない」左対策は万全

 「WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(10日、両国国技館)

 挑戦者のアルベルト・ゲバラ(メキシコ)が5日、都内で練習を公開した。4日に来日したばかりだが、メキシコで80ラウンドのスパーリングを消化しており、シャドーボクシングとサンドバッグ打ちだけの軽めのメニュー。バランスのいいオーソドックスのスタイルからリズムよくパンチを繰り出し、順調な仕上がりをアピールした。

 プロボクサーとして活動しながら、弁護士の資格を目指して週2回、学校に通っているという異色のキャリアの持ち主。当たれば倒れる山中慎介(帝拳)の左パンチ対策も十分に練ってきた。「かわす自信があるし、山中が左を打ってきたらカウンターで立ち向かう。恐怖心はまったくない」と語った。インテリジェンスを武器に山中の強打を空転させる。

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