「国際」(22日、新宿FACE)
1971年にデビューした鶴見五郎(64)が22日、国際の新宿大会で引退試合を行った。6人タッグで松田慶三(37)に裏拳を見舞い、有終フォールを奪取。「長いようで短いリング生活でした。両足がダメなんです」とあいさつした。両足の傷口がふさがらず、4年前から消毒して包帯を巻き、歩行にも苦労している。
思い出の試合に全日本の83年最強タッグでのハンセン&ブロディ戦(パートナーはザ・モンゴリアン)と、90年のSWSプレ旗揚げ戦の対ジョージ高野を挙げた。「やり残したことはあるけど、引きずっちゃいけない」。昭和の名脇役がリングを去った。