「青春でした」リングで小橋と一問一答

 「小橋建太引退試合」(11日、日本武道館)

 ‐最後はムーンサルトで自らピリオドを打った。

 「そうですね、ハイ」

‐どんな気持ちでリングに上がったのか。

 「いつもと変わらなかったです。いつもと変わりなく、普通にいることができました。朝早く起きて道場で練習して、武道館に来ました。いつもと変わらないです」

 ‐なぜ、25年間も頑張ることができたのか。

 「それは分からないです。それはプロレスが好きだから。プロレスが好きで、こうして応援してくれる皆さんがいる。それがプロレスを続ける力になりました」

 ‐GHCヘビー級ベルトを巻いてリングに上がった。

 「今日で最後。相手に現チャンピオンがいて、ベルトを巻いていいものかと思いましたが、最後なので自分の思いを通しました」

 ‐10年前、武道館で三沢さんから取ったベルト。どんな言葉で引退を報告するのか。

 「三沢さん、馬場さんには心の中で引退しますと、天国に届くように言いました」

 (三沢コールが起き)

 「今の三沢コールは、引退試合をできなかった三沢さんへの、みんなのコールだと思います。僕もうれしいです」

【母・都さん、妻・みずき舞さんがリングイン】

 都さん「25年間ごくろうさまでした」

 舞さん「お疲れさまでした」

【インタビュー再開】

 ‐小橋建太にとって、ファンとはどんな存在だったか。

 「僕の力でした。すべてでした。何もない自分が、ここまで頑張れたのは、みんなの応援のおかげです。ありがとうございました」

 ‐最後の質問。小橋建太にとってプロレスとは何だったか。

 「今、幕を閉じようとしているプロレス人生。自分の青春でした。しかし、まだ46、47、48と、青春は続きます。一つの青春は終わりました。また次の青春で頑張ります」

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