有馬記念キーワードはあまちゃん?

 1年を締めくくる有馬記念(22日・中山競馬場)が近づいてきた。ファン投票2位・キズナの回避は、あまりにも残念だが、それでも総大将のファン投票1位・オルフェーヴルが出走を予定している。スターホース最後の走りをしっかりと見届けると同時に、馬券も的中させる。これが競馬ファン、すべての思いか。

 昨年の有馬記念の馬券売り上げ額は約341億円。96年の約875億円を境に、右肩下がりの状態だが、それでも1レースの売り上げとしては、世界でも類を見ない巨大な数字だ。今秋のG1レースと比較しても、最も売れたジャパンカップが約172億円だから、有馬記念が、どれほど特別なレースかがよく分かる。「有馬だけは馬券を買うよ」。そんな通常の競馬ファンではない人たちも参加する、国民的行事と言っても過言ではない。

 誕生日で買うもよし。記念日で買うもよし。自分なりのこじつけ?で買うのもあり。「競馬をなめるな」。関係者や熱心な競馬ファンから、おしかりを受けそうなケントク買いも、有馬記念ぐらいは、許してもらおう。過去には、それで大金を手にした人も少なくない、はず。

 古くは87年の第32回。4枠に同居したメジロデュレンとユーワジェームスが1、2着で、枠連16300円の大波乱となった。2頭の頭文字を続けて読むと「ユメ」。ファン投票で出走馬を決めるドリームレースということで、『夢』を買った人には、忘れられない年末になっただろう。

 10年の第55回には表彰式のプレゼンターとして横綱・白鵬が来場すると、『白』い帽子の1枠1番のヴィクトワールピサが勝利した。マンハッタンカフェ-アメリカンボスで決まった01年の第46回のように、世相を反映したかのような結果になったこともあった。

 ということで、今年の有馬記念でキーワードになりそうな出来事をピックアップしてみた。

 (1)大ヒットしたNHKの朝の連続テレビ小説「あまちゃん」。第88作ということで、枠の【8】【8】。スタート後、すぐコーナにかかる中山の内回り2500メートルは内枠有利と言われるだけに、来れば大穴必至。脚本家・宮藤官九郎から馬番(9)も気になるところ。

 (2)プレゼンターとして楽天・田中将大投手が来場する。今年は次々とプロ野球記録を更新したが、この先、100年は破られないとも言われるシーズン24勝無敗は特筆もの。馬番、枠番ともに(2)(4)は気にするべしか。マー君が大貢献した悲願の日本一は楽天球団創設9年目。ここでも馬番(9)は要注意。

 (3)2020年東京五輪招致決定。早朝に飛び込んできたニュースに日本中が沸いたが、このニュースからはややひねって、開会式が行われる7月24日をピックアップ。3連単(7)(2)(4)で勝負。

 JRAの馬主でもある北島三郎((3)(6))が、50((5)(10))回目の出場をもって、紅白を卒業するというニュースも、捨ておけない。

 2010年のデビュー以降、競馬界をけん引してきたオルフェーヴルが引退レースを圧倒的な強さで飾るのか。昨年の有馬記念覇者のゴールドシップの復活はあるのか。それとも、とんでもない穴馬が出現するのか。あれやこれやと考える時間は、まだまだある。

 (デイリースポーツ・玉森正人)

編集者のオススメ記事

コラム最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス