羽賀、銅メダル獲得に悔し涙「実力で負けた」

 「リオ五輪・柔道男子100キロ級」(11日、カリオカアリーナ)

 2階級が行われ、男子100キロ級で15年世界選手権王者の羽賀龍之介(25)=旭化成=は3位決定戦でブロシェンコ(ウクライナ)に三角絞めで一本勝ちし、銅メダルを獲得した。日本柔道のメダルは10個となり、92年バルセロナ、04年アテネ両五輪の最多記録に並んだ男子は6個で過去最多。

 準々決勝で得意の内股は単発で通じず、ほぼ見せ場がないまま金メダルへの挑戦が終わった。羽賀は敗者復活戦から勝ち上がっての銅メダルに「なかなか受け入れられない」と笑顔はなかった。

 新旧世界王者の初対決。昨年覇者の羽賀は一昨年世界一のクルパレクに奥襟をがっちりと取られ、足が前に出ない。残り1分余りで2枚目の指導を受けて万事休す。「実力で負けた。なかなかペースをつかませてもらえなかった」と悔やんだ。

 日本男子重量級の復活はロンドン五輪後に就任した井上監督の大きな懸案事項だった。特に100キロ級は人材不足だったため「世界と闘えるのは羽賀」(同監督)と特化し、10代からエリートコースを歩ませた。

 3月中旬に左膝を負傷し、ベストの状態ではなかったが、初戦は、重量級の五輪代表候補でもあった父・善夫さんから習った内股、3位決定戦は幼少時に通った朝飛道場仕込みの三角絞めで一本を奪い、なんとか自らの足跡は残せた。

 左膝のけがの影響については「全くありません」ときっぱり否定した。3位決定戦を制した畳を下り、鈴木桂治コーチに「この結果を次に絶対生かそうな」と声を掛けられると、涙があふれ出た。

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