瀬戸大也 疲れちゃっても銅「東京五輪でリベンジする」名勝負数え唄再び

 「リオ五輪・競泳男子400m個人メドレー・決勝」(6日、五輪水泳競技場)

 2人の“名勝負数え唄”リオラウンドが決勝で実現し、瀬戸大也(22)=JSS毛呂山=は予選で自己ベストをマーク。だがその疲労がたたり、決勝では失速した。萩野とのワンツーフィニッシュを逃したものの「いや~疲れちゃいましたね~。これが五輪だな」と明るく笑い飛ばし、銅メダルを輝かせた。

 2人が初対決したのは小学3年の全国大会だった。瀬戸は、萩野に25メートル近い大差をつけられた。その後、転機は中学2年の全国大会。400メートル個人メドレーで、瀬戸が中学新記録で初優勝し、同学年の選手では初めて萩野に土をつけた。

 ロンドン五輪では、メダルを獲った萩野に対し、自身は体調不良で出場を逃し号泣した。その悔しさをバネに、世界選手権で2連覇を達成。互いに切磋琢磨(せっさたくま)して世界トップレベルに成長した。

 この日の決勝後、「公介が大きくベストを出して金メダルを獲って、自分が出せなかったのは、まだまだ金メダルの資格がなかったんだと思う」と瀬戸。「4年間みっちり鍛えて、東京五輪でリベンジする」と既に2020年を見据えた。

 萩野が「本当に大也がいなければ僕はここにいないし、そしてこれからももっと続いていくと思う」と言えば、瀬戸も「公介がいたから銅メダル取れた。2人で日本の競泳界を引っ張りたい」とガッチリ握手を交わした。

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