広島完封締め!阪神3年ぶり借金ターン

9回、広島・木村昇吾に適時打を浴び下を向く阪神・呉昇桓=甲子園(撮影・棚橋慶太)
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 「阪神0-3広島」(15日、甲子園)

 広島が前半最終戦を完封勝ちで飾り、連敗を3で止めた。

 四回、無死一、二塁から新井の右前適時打で先制。七回には1死二塁と攻め、会沢の左前適時打で1点を追加した。

 先発のドラフト2位・薮田(亜大)は2度の死球を与えて「警告試合」を宣告されるなど乱調。得点は与えなかったものの結局、4回2安打無失点で降板した。

 五回以降は救援陣が好投。戸田が2回無失点、大瀬良も2回を無失点に抑え、九回は中崎が無死一、二塁のピンチを招きながらも、大和を遊飛、福留を二ゴロ併殺打に仕留めて無失点で切り抜けた。

 阪神先発のメッセンジャーは四回に先制されながらも力投。6回を4安打7奪三振1失点で降板した。

 打線は三回2死満塁でゴメスが見逃し三振。四回1死満塁の好機も生かせなかった。今季9回目の完封負けで、2012年以来3年ぶりの前半戦借金ターン(41勝42敗1分け)となった。

 先制打を放った新井は「相手がランディ(メッセンジャー)なんで、そんなにチャンスはないと思っていた。数少ないチャンスをものにできてよかった」とコメント。広島に復帰した今季前半戦について問われると「毎日必死なんで、振り返れないです」と話していた。

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