ゼロ行進 “マートン外し”実らず
「交流戦、オリックス1-0阪神」(12日、京セラ)
阪神が“マートン外し”も実らず延長十回までゼロ行進。9回無失点と好投した先発・メッセンジャーを援護できず、サヨナラ負けを喫した。
マートンが5月10日の広島戦(甲子園)以来、今季2度目のスタメン落ち。左翼には9番で俊介が起用された。さらに2番には、2011年9月15日・中日戦(甲子園)以来のスタメン三塁で大和が入った。
上本、大和、鳥谷、ゴメス、福留、新井、江越、藤井、俊介と並べた“新打線”はしかし、機能しなかった。
オリックス先発・山崎福の前に初回から三回まで三者凡退。四回2死から鳥谷が中前打を放ち、ゴメスの四球で一、二塁としたが、福留が一ゴロに倒れて無得点に終わった。
六回には1死二塁の好機を築いたが、鳥谷が見逃し三振で2死。ゴメスは敬遠で歩いて一、二塁となったが、続く福留が左飛に倒れて得点できなかった。
0-0のまま迎えた延長十回。この回から登板した福原が1死から伊藤に右前打。続く西野には左前へ運ばれ、一、二塁のピンチを招いた。さらに続く安達には中前へはじき返された。
この打球を中堅・柴田がファンブルした。三塁を回ったところでいったんストップしていた二塁走者の代走・中村は、失策を見て再スタート。サヨナラのホームを駆け抜けた。
安達は「うれしいですけど、ラッキーだったなというのはありますね。後ろにつなぐつもりで(打席に)立ちました。うれしいです。(サヨナラ打は)初めてなんで。最高ですね」と笑顔で振り返っていた。
阪神打線は延長十回まで戦って結局、3安打無得点だった。
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