藤浪がバースデー先発 自ら先制の犠飛

 「阪神-広島」(12日、甲子園)

 阪神の先発・藤浪が、先制の犠飛を放った。21才となるバースデー登板を、自ら祝う一打となった。

 二回の打席だった。1死一、三塁という送りバントも考えられた状況でも、積極的に初球から打ちにいった。3球で追い込まれたものの、4球目のチェンジアップに食らい付くと、打球は左飛となり、三走・福留が懸命にホームに滑り込んで先制点をもぎ取った。

 チームにとっては3日の巨人戦以来、7試合ぶりの先制点となった。藤浪は「振ったら何とか外野まで飛んでくれました。福留さんが走ってくださったおかげです」とコメントした。

 この日は、今季初めて打順を「1番・西岡」、「3番・鳥谷」の形に変更。無得点に終わった初回も、西岡の二塁打から無死二塁のチャンスを作っていた。藤浪の犠飛後も、2死二塁から西岡が、三塁ベースに当たる幸運な適時打を放った。

 藤浪は投げては初回、2死二塁のピンチを迎えたが、四番の松山を空振り三振に抑えて無失点。二回も走者は出したが、後続を断った。

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