鶴岡 先発マスクで9勝1敗

初のお立ち台でファンにあいさつをする阪神・鶴岡一成(左)=甲子園(撮影・棚橋慶太)
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 「阪神8‐4広島」(30日、甲子園)2位阪神が首位広島に連勝し、本拠地の甲子園で10連勝を果たした。

 阪神は二回に鶴岡、大和の適時打、鳥谷の2点適時打、ゴメスの3ランで一気に7点を先制した。先発・藤浪が5回4失点ながら2勝目(2敗)。六回以降は金田、加藤、安藤、福原とつなぎ、九回は呉昇桓が抑えた。

 前日(29日)は盗塁阻止とメッセンジャーとの息の合ったバッテリーぶりが光り、この日は自らのバットと継投陣への好リードを見せた鶴岡が、移籍後、甲子園で初のお立ち台に上がった。

 「えーっ、鶴岡です。よろしくお願いします」とまずは自己紹介から入り、スタンドのファンから温かい拍手が贈られると、「好きな球場の一つの甲子園でプレーできてうれしいです」と初々しい言葉を続けた。

 FAでDeNAに移籍した久保の人的補償として阪神に移った今季、鶴岡が先発でマスクをかぶった試合は9勝1敗となった。

 一緒にお立ち台に上がったゴメスからは「頭がいいし、肩も強い。すばらしいキャッチャー」と褒められた。それでも連日のヒーローは「意識するとダメなので1試合1試合、全力で頑張るだけです」と、謙虚に喜んだ。

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