魁聖、ブラジル人初の小結に昇進

小結に昇進し番付表の名前を指さす魁聖=両国国技館(撮影・三好信也)
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 日本相撲協会は25日、大相撲夏場所(5月8日初日・両国国技館)の新番付を発表し、魁聖がブラジル人初の三役となる東小結に昇進した。

 入門10年目で東小結となった魁聖は、部屋の大先輩の魁皇(現浅香山親方)、旭天鵬(現大島親方)の両長寿力士を目標に掲げた。

 今年12月で30歳になるが「部屋の年上の人たちは皆長く相撲を取った。自分もそれを目指して40歳前までやりたい」と意欲を見せた。

 魁皇は38歳、旭天鵬は40歳まで現役を務めた。同席した師匠の友綱親方(元関脇魁輝)は「とにかくのんびり屋。そのあたりがスロー出世の原因で歯がゆい」と厳しかったが、「なかなか性格は変えられない。自分はありのままで」。周囲からは早くも次は大関挑戦の声も上がり始めたが、あくまで長寿路線でいくことを強調した。

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