1月の大相撲初場所で10年ぶりの日本出身力士優勝を果たした大関琴奨菊(32)=本名菊次一弘、福岡県出身、佐渡ケ嶽部屋=が29日、横綱昇進に挑む春場所(3月13日初日・エディオンアリーナ大阪)の番付発表に合わせ、大阪府松原市の佐渡ケ嶽部屋宿舎で記者会見し「いつも以上に身が引き締まる思いだ。一日一番に力を出し切る」と、晴れやかな表情に決意を込めた。
琴奨菊は初場所では14勝1敗で初優勝し、日本勢では2006年初場所の栃東以来の栄冠に輝いた。春場所では大関27場所目で初の綱とりのチャンスを迎え、注目度が高まっている。