ホーム速報

 文字サイズ

大鵬の生誕地サハリンに銅像を

2014年6月7日

 大鵬像の原型を制作した彫刻家鎌田俊夫さん=秋田県大潟村

 大鵬像の原型を制作した彫刻家鎌田俊夫さん=秋田県大潟村

拡大写真はこちら

 昨年1月に72歳で死去した元横綱大鵬の故納谷幸喜さんの生誕地ロシア極東サハリン州中部ポロナイスク(旧樺太・敷香)に設置予定の銅像の制作費が不足している。輸送費も含め800万円の経費が必要だが、7日までに集まったのは約400万円で、支援している秋田県大潟村の有志らが寄付金を募っている。

 納谷さんは日本統治下の敷香で誕生。5歳だった1945年8月、対日参戦したソ連軍から逃れるため母や兄姉と北海道に脱出し、その後、サハリンの土を踏むことはなかった。秋田県は、納谷さんの母キヨさんの先祖が能代市出身、納谷さんの妻芳子さんは秋田市出身で縁が深い。