ハリル監督 岡崎オーバーヘッドをジョークで祝福 「クリアしたいと言っていたみたいだが…」

 サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が17日、岡崎慎司(レスター)が14日のニューカッスル戦で決めたオーバーヘッドキックでのゴールを、ジョークを交えて祝福した。

 都内のJFAハウスで行われたW杯アジア2次予選アフガニスタン戦(24日、埼玉)、シリア戦(29日、埼玉)のメンバー発表会見でのこと。岡崎の名前を読み上げた監督は「彼はクリアーしたいと言っていたようだが、ゴールになってしまった」と笑顔で語り、報道陣の笑いを誘った。

 もちろん、これは信頼があればこその冗談。現地でも高く評価されている岡崎について、「本当に模範的な選手だなと思います。どこへやっても良い選手だと思う」とほめたたえた。岡崎は攻撃だけではなく、守備でも献身的に動くことをいとわないため、「私のサッカー人生でもまれな選手です。このように頑張る選手は。チームのために全力をつくす。自分だけのことを考えずに、チームのことを考える」と絶賛した。

 ただ、現状の日本代表にとって一番ほしいのは得点力。指揮官は岡崎とは冗談で「レスターにいるときは守備的MFだねと。もしくはセンターバックだねと。A代表では違うよ、と」と言っているという。日本代表で優先させてほしいのはやはり得点ということで、「ゴールを取ってほしい。今シーズン、もっと取ってほしいと思います」と、期待していた。

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