なでしこ黒星 宮間「とにかく4勝」

 「サッカー女子リオデジャネイロ五輪アジア最終予選、日本1-3オーストラリア」(29日、キンチョウスタジアム)

 なでしこジャパンは痛恨の黒星スタートとなった。前半、先に2点を失い、FW大儀見のゴールで1点を返したものの、後半33分に突き放された。主将のMF宮間あやは「とにかく4勝。まだチャンスがあると思う」と残り4試合へ視線を向けた。

 前半25分にオーストラリアFWデバンナに先制点を献上。同41分にはMF阪口のパスが主審に当たり、しかもオーストラリアの選手に転がってしまう不運から、FWヘイマンに持ち込まれて2点目を許した。前半終了間際にFW大儀見がゴール前で押し込んで1点を返したものの、後半は攻めあぐね、後半33分、MFゴリーのヘディングで突き放され大勢が決した。

 初戦の難しさが出た形となったが、宮間は「難しさもありますけど、自分たちの実力だと思います」と敗戦を受け入れた。次は中1日となる3月2日に韓国戦を迎える。「終わったことを考えても仕方ないので、とにかく4勝。まだチャンスがあると思う」と前を向いた。

 なでしこジャパンはサイド攻撃を軸に攻めたが、選手間の距離が遠く、1人の選手が孤立するシーンが多かった。守備面でも前と後ろで連動してボールを奪うことができなかった。試合序盤はMF阪口が強烈なミドルシュートを放つなど得点機もあり、先にチャンスを生かせなかったことが大きく響いた。

 宮間は「足りない部分もあると思いますけど、やれることはやっていると思う。足りないことを自覚しながらやっていきたい」「4勝するしかないので、自分たちを見つめてきっちりやりたいと思います」と自分に言い聞かせるように語った。

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