大儀見「2、3点取れる選手に」
「サッカー女子リオデジャネイロ五輪アジア最終予選、日本1-3オーストラリア」(29日、キンチョウスタジアム)
日本が初戦を落とした。先に2点を失ってから前半終了間際に反撃のゴールを決めたFW大儀見優季は「結果的に負けてしまったので2、3点取れるような選手にならないといけない」と悔しさをにじませた。
元日本代表で“なでしこの象徴”だった澤穂希さんから背番号10を受け継いで挑んだ今回の予選。前線の基点となるだけでなく、果敢に得点を狙った。
0-2で迎えた前半終了間際、右サイドの攻撃からパスを受けた阪口がシュート。このボールを大儀見が押し込み1点を返した。しかし、後半は攻めあぐね、反対に後半33分、オーストラリアのゴリーのヘディングシュートで突き放された。
6チーム中、2チームしかリオ五輪出場権を得られず、さらに3月9日までに残り4試合を行う超短期決戦。大儀見は「結果として勝ち切れなかったのは残念に思いますけど、五輪予選は終わってないので残り4試合全部勝てるように準備していきたい」と再出発を誓った。
反省点として、「最後のフィニッシュの部分で慌ててしまったり、相手も慌てているのに、こっちも慌ててチャンスを逃してしまったり」と冷静に試合を運ぶことを挙げた。2日の韓国戦へは「守備のところをしっかりオーガナイズして攻撃につなげられるようにしたい」と語った。