G大阪・宇佐美が完全復活2ゴール
「J1、G大阪2-1鹿島」(12日、カシマサッカースタジアム)
6位のG大阪は首位の鹿島を下し、勝ち点18の5位に浮上した。鹿島は勝ち点22の2位。
FW宇佐美貴史(23)が代表とクラブを合わせて11試合ぶりのゴールを決めた。前半29分と39分、2発を沈め、完全復活をアピールした。
29分の1発目は、センターライン付近からドリブル突破。相手DFのスライディングもかわし、最後は股抜きの技ありシュートを右足で突き刺した。「個の力で決められた」と胸を張る一撃だ。
2発目は、FWパトリックのパスを受け、右サイドで仕掛ける。最後はフワリとしたシュートで追加点を奪った。
前線から2列目にポジションを移して以降、ゴールが遠のいた。しかしその分、「幅が広がる」と前向きに取り組んだ。「ミスを繰り返して、アイデアを重ねてきた」と宇佐美。長谷川監督も「呪縛から解き放たれて、のびのびプレーしてくれた。本当に素晴らしい活躍だった」とエースの復活を喜んだ。