大仁会長、揺れるFIFA総会から帰国

 スイスのチューリヒで開かれた国際サッカー連盟(FIFA)の総会に出席した日本サッカー協会の大仁邦弥会長が31日、羽田空港着の航空機で帰国した。

 現在FIFAは汚職事件による批判が相次いでいる。大仁会長は、総会での会長選について「最終的に誰に入れたかはいろいろな影響がでるので申し上げられない」と前置きした上で「我々自身で判断して投票した」と経緯を語った。

 今回の事件をチューリヒに向かう途中に聞いたという大仁会長。現地では、多くの逮捕者がでた南米連盟諸国と同じホテルで「暗い顔といいますか、大変そうだった」と語る一方で、総会そのものの雰囲気には「今まで通りだったと思う」と感想を述べた。

 また、18年と22年のW杯では、アジア地域の出場国枠が前回大会と同じ4・5枠が維持され「ブラジルW杯の結果から危機感を持っていたが、ひとまず安心。だが、今後の大会でアジアが良い結果を残さないといけない。次のW杯が大事になってくる」と語った。

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