松本 松田直樹さんの遺志継ぎ初J1

 J1昇格を決め、サポーターと喜ぶ松本イレブン=レベスタ
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 「J2、福岡1-2松本」(1日、レベスタ)

 松本がアウェーで福岡を下し、初のJ1昇格を決めた。後半12分にFW船山貴之(27)のゴールで先制し、同26分にもFW山本大貴(22)が追加点。同34分には1点を返されたが競り勝った。残り3試合で3位以下に逆転される可能性がなくなり、J1に自動昇格できる2位を確定させた。長野県のJ1チームは初めて。

 松本は65年に長野県選抜の選手を中心に創設された山雅サッカークラブを前身に、04年からNPO法人アルウィンスポーツプロジェクトを運営母体とし、Jリーグ入りを目指す体制をつくった。北信越リーグを経て、10年にJFLに昇格。11年には元日本代表DFの松田直樹さんを獲得し、強化を進めていた。

 しかし、同年8月2日、練習中に松田さんが急性心筋梗塞で倒れ、同月4日に死去する(享年34)事態に見舞われた。「熱いサポーターがいて、スタジアムがある。いいチームになるから、俺はここでJリーグを目指す」と周囲に話していた松田さんの遺志は、のこされた選手、スタッフ、サポーターに託されることになった。

 12年からJ2参戦。監督に北京五輪男子サッカー代表監督の反町康治氏を迎え、12年は12位、13年は7位と着実に実績を積み上げていった。今季も開幕から上位をキープし、第22節に2位に浮上した後は一度も3位以下に落ちることなく、昇格を決めた。

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