セクハラ潔白主張上村氏法的措置はなし

 女子選手に対する「重大なセクシャルハラスメント行為」があったとして、先月12日にジェフユナイテッド株式会社からなでしこリーグ・千葉の総監督としての契約を解除された上村崇士氏(40)の代理人弁護士が6日、上村氏本人に千葉に対して法的措置をとる考えがないことを明かした。

 デイリースポーツの取材に対し弁護士は「今のところ、ご本人は法的措置を考えておられません」と説明した。セクハラ行為の事実については「一切行っていない」としているが、千葉の総監督としての職務は「辞するつもりであった」とした。その理由の一つに、潔白であったとしても騒動が起きてしまったことを挙げた。上村氏は今後もサッカー界での仕事を希望しているというが、弁護士は「現時点では未定」とした。

 上村氏側はこの日、マスコミ各社にファクスで文章を送信した。「ジェフユナイテッド株式会社との契約解除に関して」とのタイトルで、「上村氏の言い分が詳しく調査されることなく契約解除された」と主張すると同時に、「女子リーグの総監督として、配慮に欠ける行動と言われてもやむを得ない行為があった」と謝罪。練習中の選手の肩をポンとたたく、指導のために選手と1対1で部屋で会う、といったことを今後は行わないと述べている。

 千葉側は「処分の変更はありません。(処分発表の)会見でお話ししたとおり、しっかりと調査致しました」とした。

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