内藤が石井撃破でV1!オカダが挑発

石井智宏をマットにたたきつける内藤哲也(撮影・持木克友)
3枚

 「プロレス・新日本」(3日、福岡国際センター)

 ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを率いるIWGPヘビー級王者の内藤哲也(33)が、同王座初挑戦の石井智宏(40)を下して初防衛に成功した。

 “制御不能なヤツ”が有言実行だ。ニュージャパンカップ2回戦で下した石井が挑戦することに疑問を呈し続け、この試合を「消化試合」と位置づけていた内藤。その言葉とは裏腹に、30分を超える激闘の末に手にした勝利だった。

 石井の鬼気迫る荒々しいファイトに内藤はスピードで応戦。盟友のBUSHI、EVILも介入したが、石井が属するケイオスのオカダ、外道に排除され、邪魔者なしの1対1の闘いとなった。内藤は石井の低空ドロップキックを右膝に受けてからは、執ように膝を攻められ、リバース垂直落下式脳天砕きの荒技も浴びるなど苦戦。それでも、最後は飛龍原爆などの大技をたたみ掛け、リバースDDTのデスティーノで仕留めた。

 試合後は、オカダがリングに上がり、無言で挑戦をアピール。これに対し、内藤は「オカダー、トランキーロ!(スペイン語で焦るなよの意味)」と、決めゼリフであしらった。さらに、新日本の新たな顔になりつつある男は、“オカダ2億円スター化計画”を公言してから敵視し続け、この日は不在だった新日本の木谷オーナーも挑発。「オレの次の防衛戦はぜひ会場に来ていただきたい。あなたの目で、あなたの耳で、会場の反応を確認してください」と訴えた。

 インタビューでは不敵な笑みを浮かべながら、「石井も、応援するお客さまも『内藤を追い詰めた、あと一歩だった』と思ったんじゃないの。言ってたでしょ、オレにとっては消化試合。すべてオレの手のひらの上だよ」と強がった王者。「オレはチャンピオンなんでオクパード(スペイン語で忙しいの意味)なんだよ。これ以上、今日はしゃべることはない。6日、3夜明け会見ですか、そこでしゃべりますよ」と、今後については多くを語らず去っていった。

 また、NEVER無差別級選手権試合は、48歳の挑戦者・永田裕志が王者・柴田勝頼を下して新王者となり、真壁刀義の42歳を抜いて同王座の最年長戴冠記録を更新。IWGPジュニアヘビー級選手権試合は王者のKUSHIDAが獣神サンダーライガーを下して4度目の防衛に成功した。

 IWGPタッグ選手権は王者のタマ・トンガ、タンガ・ロア組が真壁刀義、本間朋晃組を下して初防衛。NEVER無差別級6人タッグ選手権試合はケニー・オメガ、ニック・ジャクソン、マット・ジャクソン組が王者の棚橋弘至、マイケル・エルガン、ヨシタツ組を下して王座奪回。IWGPジュニアタッグ選手権はリコシェ、マット・サイダル組がロッキー・ロメロ、バレッタ組を破って新王者となった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス