ゴロフキン16連続KO防衛!
「ボクシング・3団体統一世界ミドル級タイトルマッチ」(23日、イングルウッド)
ダブル世界戦が23日(日本時間24日)、米国ロサンゼルス郊外イングルウッドのザ・フォーラムで開催され、メーンの3団体統一世界ミドル級タイトルマッチでは、WBAスーパー、WBC暫定、IBFの3団体の王座を持つ統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(34)=カザフスタン=が2回2分37秒KOで、IBF同級3位のドミニク・ウェイド(26)=米国=に圧勝。WBA王座の16度目、WBC暫定王座の4度目、IBF王座の初防衛に成功した。
2010年8月に暫定王座を獲得し、その後正規王座、スーパー王座を格上げになったWBA王座は16度の防衛がすべてKO勝利。永遠に破られることのない記録と見られていた元WBC世界スーパーバンタム級王者・ウイルフレド・ゴメス(プエルトリコ)が持つ世界王座17連続防衛記録にあと「1」に迫った。
ここまで18戦全勝(12KO)の挑戦者も、絶対王者ゴロフキンには相手にならなかった。ゴロフキンは初回終了間際、リング中央でのパンチの交換で右フックをこめかみに当て、あっさりと先制のダウンを奪う。2回も左アッパーから右フックを決めてダウンを追加。戦意を失った挑戦者に最後も右クロスをたたき込み、涼しい表情で16連続KO防衛を成し遂げた。
勝利のリングで「カリフォルニアのファンありがとう。最高の気分です」と笑顔を見せたゴロフキンは今後について問われると、「私はチャンピオン。誰とでも戦う」と、WBC世界同級正規王者のサウル・アルバレス(メキシコ)との対戦に意欲を見せた。17連続KO防衛の世界記録をかけたメガファイトの実現が待たれる。
ゴロフキンの通算戦績は35戦全勝(32KO)となった。




