田口があのランダエダと防衛戦

 「ボクシング・トリプル世界戦」(4月27日、大田区総合体育館)

 ワタナベジムは23日、WBA世界スーパーフライ級王者、河野公平(35)が同級7位のインタノン・シッチャモアン(29)=タイ=と、同ライトフライ級王者、田口良一(29)が同級7位フアン・ランダエタ(37)=ベネズエラ=と、いずれも3度目の防衛戦を行うと発表した。先日発表された同スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(36)の12度目の防衛戦とともにトリプル世界戦として行われる。

 田口に挑戦するランダエタは元WBA世界ミニマム級王者。06年8月、亀田興毅とWBA世界ライトフライ級王座決定戦を行い、1回にダウンを奪うなど優勢に進めながら1-2の判定負け。この試合は「疑惑の判定」としてファンの記憶に残っている。

 その後、亀田との再戦を含め、2度同級王座に挑戦したが、いずれも敗れた。15年にトヤマジムに移籍し、世界王座を狙っていた。

 田口は昨年8月、出稽古に来たランダエタと2ラウンドのスパーリングを行った。「パンチが硬くて老かいな印象を受けた。2回しかしていないのに、とても疲れさせられた」と振り返った。亀田戦は「両方見ました。1戦目は(ランダエタが)勝ってましたね」と話した。

 また、河野は相性のいいタイ人(6勝=5KO=無敗)を迎え撃つ。「タイ人はほとんどKOで倒している。今回もうまく倒そうという気持ち。これからビデオを見て分析したい」と必勝宣言。

 昨年10月、米シカゴでの亀田興毅戦以来の防衛に「ずっとスパーリングをやっていたし、いつでもリングに上がれる。14年の大みそか以来の日本のリングなのでうれしい。お義父さん(みなみらんぼう)も来てくれると思います」と照れ笑いした。

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