秋田屋が初王座獲得 女子アトム級

 「東洋太平洋女子アトム級タイトルマッチ8回戦」(1日、後楽園ホール)

 世界戦4度挑戦のキャリアを持つベテラン・秋田屋まさえ(37)=ワイルドビート=が2-0の判定で王者・神田桃子(29)=勝又=を下し、初王座を獲得した。

 ジャブを軸にペースを握り、執念の粘りを見せた王者を振り切った。「コンディションは良かったし、普通にボクシングをしようと思っていた。練習してきたものを出せました。打ち合いに付き合ったのは反省ですね」と、傷つき腫れた顔をほころばせた。

 小関桃(青木)、宮尾綾香(大橋)、池山直(フュチュール)、黒木優子(Yuko)とそうそうたるチャンピオンに挑戦を重ねてきただけに「正直、ここでつまずいていられないと思っていた」とうちに秘めた思いを明かした。

 「年齢的にも、5度目というのも難しいかもしれないけど、次は世界をやりたい」と、まだまだ頂点を目指していく。

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