帝里木下 世界前哨戦4回KO勝利
「ボクシング・バンタム級8回戦」(6日、神戸サンボーホール)
IBF世界スーパーフライ級4位の帝里木下(ている・きのした=29)が4回57秒KOでルンニルン・ゴーラットスポーツスクール(タイ)を下し、世界前哨戦を突破した。
3回に右フックを効かせ、連打で追い詰めるも仕留めきれず。4回に豪快な左フックを顔面に打ち込み、相手をぶっ倒した。
「どんな形でも勝つことが、勝ち続けることが大事。今年を気持ちよく終われて良かった」と安どした。
昨年7月にゾラニ・テテ(南アフリカ)を相手に初の世界戦を行ったが、判定で完敗。再起後はこれで4戦全勝(3KO)と世界再挑戦の態勢は整った。
陣営は来春にも地元神戸で世界戦開催に向け、交渉に入っている。17日には節目の30歳になる帝里は「すでに準備に入っている。来年は背水の陣。チャンスは今しかない。挑んで獲る」と力を込めた。
