金丸退団の全日・秋山社長、一丸を強調

 主力としては10月以降4人目となる金丸義信の退団が発表された全日本プロレスの秋山準社長は20日、都内で行われた「世界最強タッグ決定リーグ戦」の会見後に取材に応じ、「(条件面が理由だった鈴木)鼓太郎と同じような感じだけど、本人のこれからや家のこともあって、若干ニュアンスは違う感じ。可能性を試したい、環境を変えたいと退団を申し出てきた。長いこと一緒にやってるんんで、もうちょっと考えろと言ったけど、本人の気持ちが固いので」と経緯を説明した。

 12年いっぱいでのノア退団時も行動をともにし、長年コンビを組んだ金丸の離脱は「ショックがあったけど、逆に開き直る感じ。お前も行くかと。じゃあ、いま残ってるヤツで頑張ろうと、やってやるという気になった。金丸と僕の関係を見てくれていたファンの人の方がショックかも」と話した。

 潮崎豪、曙、鈴木、金丸と続いた退団劇については社長として「出る要素、気持ちも分かるけど、下(若手)の人間もいるんで、もうちょっと我慢して頑張ってもらいたかったのが本音。でも、プロとして理解はできる」と思いを明かした。全日本の存続を不安視する声には「そう思われるでしょうね。ヘビー、ジュニアのトップどころがズバッといなくなって。それをはね返していかないと。やるしかない」と自身に言い聞かせるようにコメントした。

 止まらない人材流出に「今度こそ(離脱者は)最後?」と聞かれると、「だと思います」と返し、現時点で退団の申し出は「ない」と明言した。残った選手での一丸を強調し、今後の補強に関しては「するかもしれない」と含みを持たせた。

 1月2日・後楽園ホール大会の年始から再出発を誓う秋山社長は「鼓太郎と金丸は最強タッグには出るんで、サヨナラツアーということで。同じプロレス界にいるんで、一生顔を合わさないわけではない。どこかで交わることがあるかも」と、あえて明るい表情で話した。

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