井上弟、東洋王座戦へ計量一発クリア
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「東洋太平洋スーパーフライ級王座決定戦」(6日、後楽園ホール)
ボクシングの東洋太平洋スーパーフライ級王座決定戦の前日計量が5日、都内で行われ、同級1位の井上拓真(大橋)は51・9キロ、マーク・アンソニー・ヘラルド(フィリピン)は52・1キロでともに一発でクリアした。
井上拓は、WBO世界ミニマム級王者の田中恒成(畑中)の4試合目に次ぎ、兄でWBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥(大橋)の5戦目に並ぶ東洋太平洋王座のスピード戴冠を目指す。
計量後、父でトレーナーの真吾氏特製のスッポンおじや「真吾スペシャル」を食べると「コンディションは今までで一番いい。本当に明日が楽しみ。勝ちに徹して、流れの中でKOできれば」と話した。
対するヘラルドは23歳のサウスポーと若いが39勝(14KO)5敗3分のキャリアを持つ。13年には当時世界ランカーだった向井寛史(六島)を2回KOしたハードパンチャーだ。「前に出て打ち倒すだけ。井上とはキャリアの差があるし、怖くない」と自信満々に話した。