臼田勝美が10月28日に引退試合

アレクサンダー大塚(中央)の20周年大会で引退試合を行う臼田勝美(左)と対戦相手の田中稔
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 藤原組、バトラーツで活躍した臼田勝美(45)が11日、後楽園ホールで会見し、10月28日に同所で行われるアレクサンダー大塚20周年、男盛10周年記念大会で引退試合を行うことを発表した。

 藤原組の同期で現WRESTLE-1の田中稔と対戦する。93年10月29日にデビューした臼田が、大塚の記念大会の日時を知った際、「運命的なものを感じた」といい、区切りの試合を申し出て了承されたという。2人の希望でフォールなし、KO、ギブアップ、ファイブノックダウン制の藤原組ルールで行われる。

 臼田は「ここ2、3年、引退を考えていた。首のケガもある。今はまだ動けるけど。ボロボロになるまでやるのも美学だが、臼田も年取ったなといわれるより、まだまだやれるうちにリングを去りたかった」と説明した。

 二転三転後、決定したという田中戦については「自分にとって特別な存在。バトラーツジュニアを引っ張って行こうとなったとき、お互いの考え方、感じることが同じ方向だった。稔さんが他団体に上がってスポットライトを浴びたときはジェラシーもあったし、負けてたまるかと励みにもなった」と思いを明かした。

 22年間の現役生活の思い出を聞かれると、「藤原組に入門して、田中稔選手、アレクサンダー大塚選手らと出会えて、苦楽をともにした。楽しかったことばかり思い出に出てくる。それが財産」とコメントした。

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