和気慎吾、セコンドに鬼塚氏つき試合へ
「IBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦」(10日、後楽園ホール)
IBF同級6位で東洋太平洋同級王者の和気慎吾(古口)が2日、都内で練習を公開した。古口哲会長相手のミット打ちは12ラウンド、30分に及んだ。カウンターを中心に迫力満点のパンチを繰り出した。
対戦相手は同級3位のマイク・タワッチャイ(タイ)。12年に亀田大毅に判定負けした試合をビデオで見たという和気は「身長が低く、右の大振りが目立った。頭が低いのでぶつからないようにしたい」と話し、会長と攻略法を練り上げている。
5月27日には、古口会長が育て、兄弟子に当たる元WBA世界スーパーフライ級王者・鬼塚勝也氏の指導を受けた。「足さばきなど普段考えていないことを指摘され刺激になった」と感謝した。鬼塚氏は試合当日セコンドに付く予定だという。
すでに体重を2キロ超まで絞っているという和気は「挑戦者決定戦だが、世界戦のつもりで挑むつもり。ありのまま、練習したことを出すつもり」と、心身ともに充実している。世界への切符をつかむだけだ。
