長谷川穂積、再起戦へ不安なし
「ボクシング10回戦」(9日、神戸市立中央体育館)
ボクシングの元世界2階級王者・長谷川穂積(34)=真正=が8日、神戸市兵庫区の真正ジムで、再起戦となるフェザー級ノンタイトル10回戦の計量に臨み、リミットを100グラム下回る57・0キロで一発クリアした。対戦相手のWBCスーパーバンタム級9位オラシオ・ガルシア(24)=メキシコ=は56・9キロだった。
昨年4月に3階級制覇を狙ってIBF世界スーパーバンタム級王者のキコ・マルティネス(スペイン)に挑んだが、7回TKO負け。今回は進退をかけて29戦全勝(21KO)の世界ランカーと戦う。4月27日にはスパーリング中に右足首を捻挫したが、この日は患部へのテーピングなどもなく、「試合でもテーピングはしない」と不安を一掃した。
前戦はIBF独自のルールにより、当日計量が義務付けられていたため「夜食べる時点でオーバーしていた。今回はストレスがないだけにだいぶいい」とコンディションでの良さも強調。対戦相手については「パンチのありそうな体をしていた。やってきたことを信じて一生懸命戦うだけ」と話した。
初来日のガルシアは「対戦が決まる前から長谷川選手のことはよく知っていて、対戦することが夢だった。得意のパンチは右ストレート。KOを狙う」と自信を見せた。
注目の一戦に、前売り券はすでに完売しており、試合会場で発売される当日券を約200枚残すだけとなっている。
