力道山孫・力がメビウス入り

 「メビウス」(30日、新木場1stRING)

 故力道山の次男・百田光雄(66)と、百田の長男・力(33)が昨年8月以来、2度目の一騎打ちを行い、父がバックドロップ3連発で勝利した。この日をもって親子で所属していたリキエンタープライズからの“強制独立”が決まっていた力は試合後、“ヒール修行”をかねて折原昌夫率いるメビウス入りを表明し、承諾された。

 一昨年12月に32歳でデビューした力にとっての節目に、山口百恵さんの「いい日旅立ち」が流された。

 7カ月ぶりの父とのシングル戦は頭突き合戦に挑み、逆水平で見せ場を作った。新技・アンリミテッドパワー(走っていき立ち止まり、「パワー」と叫んでのボディープレス)の破壊力はもう一つだったが、成長した自分を見せられたという力は「これまでチャンスで躊躇(ちゅうちょ)したりするところがあった。ラフファイトを学んで、もう一度父とやって必ず勝ちたい。折原さんや高山(善廣)さんのようになりたい」と意気込みを明かした。

 親子対決で貫禄の2連勝を飾った百田は試合後、「過保護は卒業」と言い切った。成長の手ごたえを感じた息子の“ヒール修行”は歓迎。「(力は)全体にパワーがついてるし、一つずつ重みが出てる。着実に力はつけてる。(バックドロップ3連発は)いじめじゃなく、彼のまだまだこれからという気持ちを奮い起こすため。メビウス入りで折原選手のヒール的部分を間近で学べばいい。ヒールのできる選手がいい選手。覚えていくと進歩にもつながる」とエールを送った。

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