和氣が世界前哨戦 リゴンドー望むところ

防衛戦へ意気込む和氣慎吾(左)、古口会長(撮影・北野将市)
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 27日に後楽園ホールで5度目の防衛戦を行う東洋太平洋スーパーバンタム級王者・和氣慎吾(古口)が2日、都内のジムで練習を公開した。

 昨年、2つの世界戦を流した和氣と陣営は、この防衛戦を世界前哨戦と位置づけている。相手は同級13位のジミー・パイパ(フィリピン)。格下だが、21歳の若さと好戦的なサウスポーはあなどれない相手だ。

 WBA2位、WBC3位など主要4団体のすべてにランク入りしている和氣は、11月にWBA世界スーパーバンタム級正規王者スコット・クィッグ(英国)への挑戦を負傷でキャンセル。大みそかには、WBA・WBO世界スーパーバンタム級スーパー王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)との対戦が内定しながら、入り乱れる関係者の思惑に巻き込まれて消滅した経緯がある。

 プロモーターを務める金平桂一郎協栄ジム会長は「リゴンドー戦は本来なら和氣君だった。彼もいろいろ思うところはあるでしょう。可能ならリゴンドーもいい。相手がだれであっても年内には(世界戦を)実現させたい」と話した。

 この日はフェザー級の高橋謙太(協栄)と熱のこもったスパーリングを5ラウンド行い、その後は古口会長とマンツーマンで左カウンターの練習を繰り返した。古口会長は「5回までに倒すぞ!俺はいつまでもリングサイドにいないぞ!」と激しいゲキを飛ばした。

 和氣は「きっちり倒して和氣は強いと世界にアピールしたい。リゴンドーは世界王者になった時からやりたい、と言っていた。できるのなら願ってもない。天笠さんがすごくいいファイトをしたので、俺も、という気持ち」と、大金星を狙っている。

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