ゴンサレス「試合ではなく戦争になる」
元2階級制覇王者で9月5日にWBC世界フライ級王者・八重樫東(大橋)に挑戦するローマン・ゴンサレス(帝拳・ニカラグア)が25日、東京都内の帝拳ジムで練習を公開した。
フィリピンのSフライ級ランカーとのスパーリングは、サウナスーツの上下を着たまま足を使って軽く流し、サンドバッグではボディーを意識して打ち込んだ。絶えず小刻みなステップを踏み、体調もよさそう。
3階級王者を目指して臨む今回の対戦を待ち望んでいた。「八重樫さんは素晴らしい王者で尊敬している。しかし、リングでは別。試合というより戦争になると思う」と勝利への執念を言葉にした。
ニカラグアでは、英雄、故アレクシス・アルゲリョ以来の3階級制覇がかかる。「パンチの出し方、世界王者の練習方法などボクシングを教えてくれた人」と尊敬する師匠の後継者を自他共に認めるだけに、負けは許されない。
視察した大橋会長は「リカルド・ロペス(90年に自身がKO負けを喫した元2階級王者)を思い出した。リズムの取り方が素晴らしい。八重樫にとって富士山どころかエベレストのような巨大な山。最高の相手と戦えて幸せだ」と話した。





