力道山“遺伝子対決”で息子が孫撃破

百田(左)にチョップを見舞う力=新木場1stRING
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 「メビウス」(11日、新木場1st)

 初の力道山“遺伝子”対決が、メビウスwithリキエンタープライズの東京・新木場1stRING大会で実現した。二男の百田光雄(65)が、自身の長男で力道山の孫にあたる力(32)を撃破。力の強烈な逆水平チョップを無数に浴び、胸にみみず腫れを作ったものの、バックドロップ2連発で勝利した。

 父の威厳を示した百田は「小橋(建太)選手、(佐々木)健介選手のも食らってるから分かるけど、息子のチョップはそれに近いレベルで一発が重い。(今後は)技術ある人間とやって吸収して欲しい」とエールを送った。

 今は亡きプロレス界の父は天国から見守っていたはずだ。祖父の没50年だった昨年12月にデビューした力は試合後、「お父さん、昔、オレに『オレは親父(力道山)の10分の1の才能もないけど、お前はオレの100分の1もない』と言われたけど、少しでも近づいていきたい」とアピールし、父とがっちり握手を交わした。また、「技術自体は納得いってないけど、今までの試合よりも気持ちだけは出せた」と手ごたえを感じとった。

 将来の再戦を約束した百田父子は、力道山が眠る東京・池上本門寺を15日に訪れ、対戦したことを報告するという。

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