帝里 ひげ剃り、うなぎ食べて決戦へ
ボクシング「IBF世界スーパーフライ級王座決定戦」(18日、神戸ポートピアホテル)
王座決定戦の当日計量が18日、試合会場の神戸ポートピアホテルで行われ、IBF世界スーパーフライ級6位・帝里(ている)木下(千里馬神戸)が56・2キロ、同級1位のゾラニ・テテ(南アフリカ)が56・0キロとリミットの56・7キロ内に抑え、ともに一発クリアした。IBFは前日計量に加え当日計量も義務づけており、その間に10ポンド(約4・5キロ)以上増量してはいけないルールがある。
帝里は前夜、うなぎや薄く切った肉など夫人の愛情料理でパワー注入。「11時くらいに布団に入ったけど、いろいろ想像したら寝付けなかった。でもきょうの試合の答えは出た」と勝利へ自信。前日まで伸ばしていたひげもそり「しょうもないひげはいらない。試合前は紳士らしく」と、スッキリとベルト奪取に臨む。
また国内ボクシング史上初、ホテルでの世界戦とあり、タキシード姿のホテルマンが朝から会場準備。普段は結婚式場として使用される試合会場「大輪田の間」の前には、観客が歓談するための丸テーブルが並べられるなど、豪華な宴会ムードが演出されていた。