井岡「幻想が実現する時がきた」
「IBF世界フライ級タイトルマッチ」(7日、ボディメーカーコロシアム)
ボクシングのダブル世界戦の調印式と公式計量が6日、大阪市浪速区のホテルで行われ、3階級制覇に挑むIBF世界フライ級8位の井岡一翔(25)=井岡=はリミットちょうどの50・8キロ、初防衛を目指す王者のアムナト・ルエンロン(34)=タイ=は50・7キロで、ともに1回でクリアした。IBFルールにより7日朝に当日計量が行われ、10ポンド(4・54キロ)以上増量があった場合は失格となる。
ミニマム級、ライトフライ級に続き、この試合で3階級制覇のかかる井岡は「このチャンスをいただけたことに感謝しています。夢である3階級制覇を成し遂げたい」と決意を語った。叔父の元世界2階級王者・弘樹氏が達成できなかった偉業に挑むことになるが、「叔父さんが3階級制覇を目指して頑張っている姿を幼いながらに見て、ボクシングを始めるきっかけにもなった。必ず達成したい。幻想が実現する時がきた」と、悲願にかける思いを口にした。
迎え撃つ王者のアムナトはアマチュア時代の2008年に井岡に勝ったことがある。「アマとプロの技術を融合したスタイルで戦う。必ずタイにベルトを持ち帰る」とプロでの勝利も誓った。
▽主なルール=フリーノックダウン制。偶然のバッティングで試合続行が不可能の場合、4回までは引き分け、4回終了以降はスコアカードによる。
▽使用グローブは日本製8オンス。
▽レフェリー=マーク・カローイ(米国)
▽ジャッジ=パヴェル・カルディーニ(ポーランド)、ヒルトン・ウィテカー(米国)、エディ・ヘルナンデス(米国)





