ダブル世界戦へ 山中、長谷川が自信
「ボクシングダブル世界戦」(23日、大阪城ホール)
ダブル世界戦の調印式が21日、大阪市北区の帝国ホテル大阪で開催され、出場4選手が出席した。
メーンのWBC世界バンタム級タイトルマッチで6度目の防衛を目指す王者・山中慎介(帝拳)は「すごく体調がいい。大阪城ホールという最高の舞台で、最高の試合をして、自分の強さを見せつけたい。期待してください」と自信を示した。挑戦者の同級3位・シュテファーヌ・ジャモエ(ベルギー)は「戦略は特にない。ベストを尽くす。(勝てば)ベルギーで初の世界王者になることを誇りに思いたい」と静かに語った。
3階級制覇をかけてIBF世界スーパーバンタム級王者・キコ・マルティネス(スペイン)に挑戦する同級13位の長谷川穂積(真正)は「4月23日に向けて最高のトレーニングをしてきた。素晴らしい選手と試合ができることを誇りに思う。この試合がひとつの集大成。みんなが感動できる試合をしたい。頑張ります」と3年ぶりとなる世界戦へ決意表明。迎える王者のキコ・マルティネス(スペイン)は「ハセガワが偉大な選手であることは認識しているが、リングに上がる時はそれは忘れる。私は勝利にもハングリー。きっと勝つと信じている」と2度目の防衛へ意欲を燃やした。
なお、IBF王座戦は立会人のアニバル・ミラモンテス氏(米国)の来日が21日夜になるため22日に調印、ルールミーティングを行い、試合ルールが正式に決定する。
【WBC世界バンタム級タイトルマッチ】
▽ルール フリーノックダウン制。偶然のバッティングで負傷した場合、1ポイント負傷のない選手から減点する。偶然のバッティングで試合続行が不可能の場合、4回までは引き分け、5回以降はスコアカードによる。オープンスコアリングシステムを採用。使用グローブは日本製8オンス。
▽レフェリー=エクトル・アフー(パナマ)
▽ジャッジ=ノパラット・スリチャロン(タイ)、ティモシー・チータム(米国)、フアン・カルロス・ペラモ(メキシコ)
【IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ】
▽ルール フリーノックダウン制。偶然のバッティングで試合続行が不可能の場合、4回までは引き分け、4回終了以降はスコアカードによる。使用グローブは日本製8オンス。
▽レフェリー=ロバート・バード(米国)
▽ジャッジ=ヒューバート・アール(カナダ)、ロバート・ホイル(米国)、カルロス・オルチス(米国)