広島から米大リーグ・ドジャースへ移籍した前田健太投手（２７）が１１日、成田空港で渡米前に取材に応じた。広島とドジャースの大先輩、黒田博樹投手（４１）から「何かあったらいつでも相談してくれと言われている」と、心強いバックアップを受けていることを明かした。

　昨年、８年ぶりに広島に復帰した黒田には、折に触れて相談を持ちかけていたという。「シーズン中も相談させてもらいました。去年野球を一緒にできたことで相談できる関係になった。一緒に野球をできて良かったなと感じましたね」としみじみと、自分の財産となった１年間を振り返った。

　メジャー挑戦にあたっても、「いろいろ相談はさせてもらった。野球の話もそうですし、ロサンゼルスの町の話もそうですし、これからも相談していきたいです」と黒田を頼りにしている。「何かあったらいつでも相談してくれと言われているので、その言葉はありがたかった」と、先輩の心遣いに感謝していた。