マ軍、監督解任に続きコーチを配置転換

 イチロー外野手(41)が所属するマーリンズは26日(日本時間27日)、ブレット・バトラー三塁コーチに代わってウィリー・ハリス打撃コーチ補佐を新三塁コーチに任命すると発表した。バトラーコーチは兼任していた走塁・外野守備コーチの役割を継続する。

 地元紙のマイアミ・ヘラルド(電子版)は三塁コーチの交代の理由の1つとして、前日25日のパイレーツ戦でベンチからのサインの伝達係でもあるバトラーコーチが誤ってヒット&ランのサインを出したことを挙げた。

 同紙が問題視したのは、2点を追う七回無死一塁の場面だ。初球に一塁走者のリアルミュートがスタートを切り、打者のイエリチが打って出て二ゴロ。選手たちは三塁コーチの指示に従ってプレーしたが、同紙によると、ベンチからヒット&ランのサインは出ていなかったといい、攻撃終了後のベンチ内でゴフ・ベンチコーチとバトラーコーチがサインについて激論を交わしたという。

 マーリンズは今月17日に成績不振を理由にレドモンド監督とレアリー・ベンチコーチを解任。GMだったダン・ジェニングスを新監督に、スカウトだったマイク・ゴフをベンチコーチに任命したばかり。新体制になって9日目。チームは2勝7敗と苦しんでいる。

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