ジョンソン、ペドロら4氏が殿堂入り

 米国野球殿堂は6日(日本時間7日)、2015年の殿堂入り選手としてランディ・ジョンソン、ペドロ・マルティネス、ジョン・スモルツ、クレイグ・ビジオの4氏を発表した。一度に4人の選出はジョー・ディマジオ氏らが選出された1955年以来、60年ぶり。

 殿堂入りには全米野球記者協会(BBWAA)在籍10年以上の記者による投票で75%以上の得票が必要。現役時代は投手として活躍し、候補1年目で選出されたジョンソン氏は総投票数549票のうち534票(97・3%)を、マルティネス氏は500票(91・1)を、スモルツ氏は455票(82・9%)を獲得した。昨年はわずか2票足りなかったメジャー通算3060安打のビジオ氏は454票(82・7%)だった。

 長身左腕のジョンソン氏は「ビッグ・ユニット」の愛称で親しまれ、マリナーズやダイヤモンドバックスなど6球団に所属。メジャー通算303勝、歴代2位の4875奪三振を記録し、サイ・ヤング賞を5度受賞した。日本人選手の中でもっとも縁のあるのはイチローで01年にマリナーズへ移籍した際に同氏の背番号「51」を継承。01年の球宴で初対決を果たし、公式戦での通算打率は・444(18打数8安打)だった。

 マルティネス氏はドジャース、レッドソックスなど5球団を渡り歩き、通算219勝、防御率2・93。サイ・ヤング賞を3度受賞している。レッドソックス時代はエースとしてヤンキースと死闘を繰り広げ、松井秀喜氏との対戦成績は打率・277(47打数13安打、3本塁打)。イチローは打率・217(23打数5安打)と苦しめられていた。

 また、現役時代に薬物疑惑のあったバリー・ボンズ、ロジャー・クレメンス、サミー・ソーサの3氏はそれぞれ206票(37・5%)、202票(36・8%)、36票(6・6%)だった。

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