【阪神大賞典】菊花賞馬復活なるか

 「阪神大賞典・G2」(20日、阪神)

 天皇賞・春(5月1日・京都)に直結する前哨戦。過去10年、ここをステップに06年ディープインパクト、08年アドマイヤジュピタ、15年ゴールドシップが本番も制しており見逃せない一戦だ。

 14年菊花賞馬トーホウジャッカルが復活を誓って参戦する。昨年は札幌記念8着後、天皇賞・秋を予定していたが、体調が整わず自重。その後はここを目標に調整され、態勢は整いつつある。昨年の宝塚記念では8カ月ぶりで0秒3差の4着と地力の高さを披露。休み明けでもこのメンバーなら負けられない。

 日経新春杯は2着に敗れたシュヴァルグラン。4連勝こそならなかったものの、最大目標の春盾へ向けて賞金加算に成功した。異父姉に13、14年ヴィクトリアマイルを連覇したヴィルシーナを持つ良血。今回は未知の距離となるが、折り合いに不安のないタイプだけに対応は可能だろう。

 アドマイヤデウスは昨春の天皇賞15着後、骨折が判明し戦線を離脱。復帰後の3戦は結果が出なかったが、前走の京都記念で3着と復調の兆しを見せた。昨年は日経新春杯-日経賞とG2を連勝し、春盾では3番人気の支持を集めた実力馬。復活を遂げて再び盾獲りを目指す。

 カレンミロティックが得意の阪神で反撃に出る。昨秋こそひと息の成績に終わったが、昨春の天皇賞では4角先頭の積極策で3着。距離は長ければ長いほどいいタイプで、今回の条件は申し分ない。ダイヤモンドS(4着)をひと叩きされ、タンタアレグリアも圏内だ。

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