【有馬記念】年度代表馬はモーリス有力
「有馬記念・G1」(27日、中山)
ゴールドはゴールドでも“アクター”の方だった。好位を追走した吉田隼人騎手騎乗の8番人気ゴールドアクターが、直線で力強く抜け出しV。4連勝でG1初制覇を飾った。
インが有利な馬場状態で、前半3F37秒2-5F62秒5(ともに推定)という遅い流れ。ゴールドシップが勝負どころでまくり切れればまた違う局面が待っていたのかもしれないが、上位5頭の最終4角通過が順に3、6、1、2、6番手だった事実からも、枠順を含めてゴールドアクターに追い風が吹いていたことは間違いない。
とはいえ、勝利を呼び込むことができたのは展開不問で自力勝負が可能な底力があってこそだ。まだ4歳の暮れ。無理使いをして来なかったことでキャリアも13戦と浅い。条件戦からの4連勝でグランプリを勝ち獲ったのは見事。晩成の血統を考えても、来年はさらに飛躍の可能性がある。
有馬記念の結果を受けて、15年の年度代表馬争いは3頭に絞られたと言っていい。安田記念とマイルCS、さらに香港マイルと国内外でG1を3勝したモーリス。そして宝塚記念、天皇賞・秋を制したラブリーデイと、皐月賞&ダービーの3歳牡馬2冠を制したドゥラメンテだが、最有力はモーリスだろう。
G1タイトル数だけでなく、年内6戦全勝という戦績はポイントが高い。最優秀短距離馬のタイトルはほぼ確実で、その馬が年度代表馬に輝けば98年タイキシャトル、13年ロードカナロアに続き3頭目となる。
