ヴァンセンヌが引退、種牡馬入りへ

 今年の東京新聞杯を制し、安田記念でも2着に好走したヴァンセンヌ(牡6歳、栗東・松永幹夫厩舎)は2日、右前脚屈腱炎を再発したため現役を引退することが決まった。所属する社台サラブレッドクラブのホームページで発表されたもの。

 同馬はマイルCS14着後、滋賀県のグリーンウッドに放牧に出されていた。通算16戦6勝(うち重賞1勝)。父ディープインパクト、母はスプリントG1レース2勝のフラワーパークという良血で、今後は北海道新ひだか町のレックススタッドで種牡馬に転身する予定だ。

 松永幹師は「この秋に関しては申し訳ない気持ちで悔いが残っています。種牡馬になることができたので、今度は無事で、強い子を出してほしいです」と語った。

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