ウオッカの初子ボラーレが急死

急死したウオッカの初子ボラーレ
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 G1・7勝を挙げた名牝ウオッカの初子ボラーレ(牡3歳、栗東・角居勝彦)が、放牧に出されていた北海道浦河の吉澤ステーブルで急死していたことが24日、分かった。死因は経腸に小腸が巻いたことによる腸捻転。3週間ほど前から症状が悪化し、開腹手術を行ったが、16日に息を引き取った。

 「手術はうまくいったのですが…残念ですね。大きい体だったので、放牧先でたくさんの調教メニューをお願いしていたので、そのストレスもあったのかなと思います」と、母も管理した角居勝彦調教師は沈痛な表情で経緯を説明した。

 アイルランドでけい養されているウオッカに、8連勝で09年の凱旋門賞を制したシーザスターズが交配され、11年に誕生。今年3月のデビュー戦は7着、続く未勝利戦で15着に敗れたあと、放牧先でノドの手術を行い、復帰戦を目指していた。

 なお、全妹の第2子が23日に栗東トレセンへ入厩。「女の子の分、(馬体が)軽くなっているので」と、兄の遺志を継ぐ妹の活躍を期待していた。

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