寂聴氏、乙武氏へ「小説を書け」

 作家の瀬戸内寂聴氏(94)が27日、TBS系「白熱ライブ ビビット」で、妻との別居報道が出た乙武洋匡氏へ「小説を書け」と勧めた。また東京都知事を辞任した舛添要一氏について「往生際が悪いという言葉を思い出した」と切り捨てた。

 寂聴氏は、番組のインタビューで今年大流行の不倫について言及。その中でも「大好きだった」という乙武氏について「あんなことで彼の才能をそのまま埋もれされてはもったいない」とエールを送った。

 乙武氏は週刊誌の報道で妻とは違う女性との海外旅行が報じられ、その後5人の女性と不倫関係だったことを告白し、現在は謹慎中。だが最近は、子供3人の世話と乙武氏の世話で疲れ果てた妻からの申し出により、別居中であることも報じられた。

 寂聴氏は「(不倫相手が)5人いるってことは10人いるってこと」と独自の理論を展開した。「だから私は小説書けと言ったんですよ。小説家は全部そんなことしてますから」と、これまでの体験を生かせる仕事として小説家を提案。すでに乙武氏はベストセラーとなった「五体不満足」など、数多くの著書を出しているが、これをきっかけに、もっと小説を書くように勧めた。

 不倫についても「人を好きになるなんて、雷と一緒。落ちてくるもので防げない。どうしようもない。そのときに焼かれてしまうか、逃げるかだけ」と持論を披露。自身も数多くの不倫を経験したからこその言葉を投げかけた。

 また、ドタバタ辞任劇を演じた前東京都知事の舛添要一氏についても「みっともないね。往生際が悪いという言葉を思い出したわ」とゲンナリの表情。インタビュアーのTBS井上貴博アナから「次回の選挙では、候補者のどこを見れば?」との質問には「人相、洋服、女…。女を見たら一番わかる。しょっちゅう女を変えるのは、小説家から言えば面白いけど、政治家としては困るわね」と、3回結婚している舛添氏を皮肉っていた。

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