円楽「見捨てないで」【会見4】

 落語家、三遊亭円楽(66)が10日、写真誌「FRIDAY」に40代の一般女性との不倫を報じられたことを受け、都内で緊急会見を開いた。不倫関係は「1年ちょっと」で、「口説いた。浮気」と認め、謝罪。“天敵”のフライデーに対しては感謝し、会見終了後には会場出口で報道陣を見送るという、人情味たっぷりの対応だった。

 【一問一答(4・終)】

 -不倫とかけて(謎かけを)。

 「頭パニくってるからなあ…。不倫ねえ。今回の騒動なんだよ。俺が口説いたんだから。好きじゃないしね。不倫ていう言葉はね。自分からは使いたくないし」

 「やっていいの?中には怒る人いるぜ?謎かけは本業じゃない(※と戸惑いながら)。『今回の騒動とかけまして、今、東京湾を出て行った船と解く。航海(後悔)の真っ最中です』(※と頭を下げる)

 もう一つできちゃった。『今回の騒動とかけまして、天保銭と解きます。今の時代に通用いたしません』」

 -写真を撮られたと聞いた時はドキッとしたか。

 「書いてある通りで、写真あるの?と言ったら、ああ、そう(写真がある)と。撮ったのはしょうがないやと。話しようかと(なった)」

 -ほかにお相手はいませんよね。

 「勘弁して。毎月やりたくないですよ」

 -アモーレは奥様か女性かどちらか。

 「アモーレって愛人ていうの?愛する人?世間的にはカミさんと言った方がいいのでしょう」

 -先代円楽師匠が怒っている。

 「そんなために円楽をやったんじゃないよって。(名前を円楽でなく)“老いらく”に変えようかと思ってる(笑)。だけどね。皆さん笑わせてくれたから少し楽になった。彼ら(FRIDAY)とも楽しくお付き合いができるだろうと。よろしくね」

 -腹黒い(ブラック円楽の)イメージとは違う誠実な対応。

 「腹黒いというのもうちの師匠や歌丸師匠がつくってくれたキャラで『笑点』で生きていたから。笑点の中でそういう機会があれば、腹黒さは違う意味で出させてもらう。対応は誠実にしないと、後々、また誤解が生じて、あいつ何だ、って、結局2度裏切ることになるから。ちゃんと、生きていくためにはきちんとしないといけないなと思って。早くやって、早く分かっていただいた方が、逃げ回るとまたうそをつくんじゃないかという読みがあるからね。この1週間、準備どころか腹をこわしたり。飯がうまくなかったり。つらいな。病人みたいだった。君たちに笑わせてもらって少しほっとした。ありがとう」

 -次回を楽しみにしています。

 「(苦笑して)次回を楽しみにしないでよ!師匠に言われたことは、最低、刑事罰だけは受けるなと言われているから。それ気をつけて。みんなで仲良く、いい年をとって、いい作品を残して、落語にお返しをして、皆さん方に気持ち良く笑っていただける芸人になるように切磋琢磨いたしますので、見捨てないで、片隅でいいので置いておいてもらいたい。せいぜい15年ぐらいの話だから。80ぐらいまでが限度かなと思ってますので。最後の15年。伸び伸び遊ばせてください。遊ぶというのは芸や余生、そういう部分で頑張りますので。お許しいただけるのなら、お引き立ていただいて、ご指導いただきたいと思っています。ありがとうございました」

 (※去り際に)「なんだか名残惜しいな(笑)」

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