海老蔵、くまモンの土下座に応え新作
歌舞伎俳優・市川海老蔵(38)が1日、都内のホテルで中村獅童(43)と「秋の特別公演 古典への誘い」(10月1日から6日)の制作発表記者会見に出席した。会見には熊本県PRキャラクターの「くまモン」がサプライズで登場。今回の巡業中には8日から11日に熊本県山鹿市の八千代座での公演も予定されているが、くまモンは土下座で出演をお願い。過去に共演歴があり再会を喜んだ海老蔵も前向きだった。
過去にも八千代座で公演をしている海老蔵は、熊本地震で被害をうけた人々を勇気付けるべく「より一層、何かのお力になれればいいなという公演になると思います」と意気込んだ。会見後に飛び入りでやってきたくまモンとは、14年の八千代座公演などでたびたび共演しており、「心配したよ。こうして元気な姿を直に拝見できるのはうれしかった。変わってないでしょ?君は」と笑顔で迎え入れた。
今回も共演したいと必死にお願いするくまモンだったが、今回の演目は能楽「安宅」と歌舞伎の古典「勧進帳」で、簡単に出演できる役がない。海老蔵は「勧進帳は出られないしねえ…。終わった後、15分ぐらいのつくれば。そうすれば、(長男の)勸玄も(長女の)麗禾(れいか)も出られるし。じゃあ、ちょっと考えるよ」とくまモンと自分の子ども用の演目を新たに用意するプランを披露した。