林家正蔵、移転控えた築地に万感の思い

「築地市場まつり」でトークショーを行った林家正蔵=東京・築地市場
「築地市場まつり」でトークショーを行った林家正蔵=東京・築地市場
「築地市場まつり」でトークショーを行った林家正蔵(左)と“市場で働く妖精”イッチーノ=東京・築地市場
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 落語家の林家正蔵(53)が3日、東京・築地市場で「落語の世界から見た市場」というテーマでトークショーを行い、11月2日で業務を終了する同市場の思い出を語った。

 同市場は1935年に開業、都民の食を支えてきたが、老朽化のため11月に豊洲に移転する。この日は最後の「築地市場まつり」が行われたが、正蔵は「(こぶ平時代の)20歳の時、初めてもらったテレビのレギュラー番組が築地市場に来てお野菜とお魚のどれをお勧めするかをリポートすることでした」と明かした。

 83年から92年にかけて放送された日本テレビ系の「ルンルンあさ6生情報」という番組で、正蔵は「月曜から金曜日まで毎朝4時半に迎えが来ました。これを5年間やったんです。当時は電波が悪くて屋上から放送したのを覚えています。行くのが楽しみで仕方なかった。場内の方じゃないと食べられないマカナイ料理をごちそうになりましたね」と振り返った。

 築地から豊洲へは正蔵お気に入りの場内食堂も移転するそうで、正蔵は「ちょっと心配してたんですけど、安心しました」と胸をなで下ろし、「築地は江戸時代から文化を支えて来た。食と自然の大切さを教えてくれた」と感謝の言葉を贈った。

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